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- 書家プロフィール
書家 珠玉(SHUGYOKU)

故上條信山、市澤静山に師事。
- 賞歴
- 日展入選、読売書法展俊英賞、謙慎書道展春興賞、書象展桜花賞
- 資格
- 中学・高校書道教師、書象会審査会員、謙慎書道会常任理事、読売書法会理事
想い
私が書いている作品は 調和体と分類されます。
中国から伝わった漢字、漢詩を書く作品から発展して、日本独自の書作品を作っていこうという試みからです。
そういう意味においては近代詩文といわれる作品群が少し早かったように思われます。
時々、題材選びで困ったり、著作権許諾の手続きが大変だったりしますが、作品を見ていただく方たちには良く解っていただいて、書に親しみやすくなると思われます。
私は大学で中国文学科(漢詩や漢文を読み解く学科)を選んだのですが 調和体を書くようになるなら日本文学科に行っておけばよかったかしらと思う事も有りました。
ところが、最近、唯一日本に残る遣唐使の墓誌銘とか小野妹子から繋がる小野家の家系譜と出会い、まず、漢文の文章を読み、訳して、それを200字程度の文章にして、作品にするという機会に恵まれ、漢和辞典を引くのも懐かしく、作品を書き出すまでの準備に一月以上かかりますが、とても楽しく取り組んでいます。
興味深い物語を含んだ漢文にもっともっと出会えるよう、私のアンテナは、蟻の触角のようにピコピコしています。
